オリキャラ長編小説①【オヤジ幼年期⑬】
【雪弥視線→雪弥、テルル、ルイス、メフィ】
ルイス:弟は死んだ。後は君を殺す。そして俺はナチス改の総帥になる…
ルイスは涼しく淡々と話していたが涙が溢れていた。こんなことしたくなかったんだよ…
雪弥:メフィスト貴様…
最終話
〜ゴールデンタイム〜
メフィ:我が輩がルイスを洗脳して殺し合いを楽しんでいる。そう考えているんだよね…?
そういうと、メフィの握圧がやわらいでいった。
メフィ:そう、楽しくて堪らない。本当はナチスを作ってみるだけで満足だったけど…ルイスには弟がいると知ってね
雪弥:ふざけんな…
メフィ:満足出来なかった?じゃあ次はルイスの父親でも…いや、君は目を閉じてるから満足できないはずだ。
雪弥: それもあるが、もう夜ご飯の時間だからな
メフィ:夜ご飯?…なっなんだ、身体の主か…?!
雪弥:フォルカー先生の勘は大正解みてえだな。鯖缶が自我を取り戻したように、ソイツの自我が強くなる時間をフォルカー先生は当てたんだ。
メフィ:そんなこと…この身体の主の気持ちを読めるやつじゃないと不可能なんだよ…!
雪弥:心がどうとかは知らんが先生は行くとき俺に耳打ちしたんだ。「夜ご飯までに帰ってきなさい」とな…。夜ご飯できる頃にはカタがつくってことだよ
メフィ:なぜその程度の耳打ちでそこまで…
雪弥:俺にも似た能力あるからな
メフィ:お前…まさか傷持ちだな、右目の傷だ!
雪弥:傷持ち?まあコレは生まれ付きだがな
メフィ:そっか…。まあ、自我が強くなるのは事実。今日は引いてあげる、面白いこともわかったし
雪弥:なっ…逃げるのか!?
メフィ:まさか。君のこと近くで見守っているよ。
雪弥:まて…テルル、ルイス、ソイツはどうなる…
メフィ:大丈夫、我が輩、死神は苦手だから皆死なせないよ。ただし…
その後町の人たちに発見され、皆病院送りとなった。
俺はというと3日も寝ていた。
ルイスさんは洗脳されていたとはいえ罪悪感に耐えられず、償いの旅にでたらしい。
ツンツン頭の、メフィに憑かれていた少年は目が覚めてからはテルルの病室から離れないという。
そう、テルルはまだ眠ったままなんだ。
それから何週間たってもテルルは動かなかった。俺が回復して日本に帰ってきても。
そうして年月がたったある日、死んだはずの人間が目を覚ました、とドイツにある例の病院から連絡がきたのだ。
俺と陸斗はドイツへ急いだ。彼に会うために。
しかし…
フォルカー:よくきたね。でもごめんね、テルルは
目覚めたと同時に失踪したんだ
【現代のファウスト】へ続く。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。よくわからない変な話が一部終了致しました
ここまでは雪弥とテルルと陸斗の高校生時代のお話でした。
次は現代のファウストにしようと考えています!
現代といってもこの事件がおこるのは大学卒業時を想定しているので本来の設定から五年前にあたります
テルルはずっと眠っていたけど勉強はしている良い子です
タイトルと後振りで既に結構ネタバレしてる気がしますね
ただ今回と比べて痛すぎる内容になります
↓
さっさと終わらせるのでテルル目線です多分
↓関係図式