オリキャラ創作話【二重】
〇六波羅影蓮
元人間の死神
〇伍式シュア屍
ノスフェラトゥ伯爵の帽子に憑いた死人
グロぽいので注意です
シュア:影蓮、あそこにUFOが!
シュアが突然叫ぶからつい振り返ってしまう。
シュア:嘘嘘!ハハッ
とまあ、こう、反応し辛い
たまには俺が嘘をついてやろうかな、暇だし。
影蓮:…じゃあ今度は俺が話をしよう。俺が人間だったことは知っているな
シュア:俺は見てなかったけれど伯爵に殺されたとか聞くぜ?
影蓮:それだよシュア。何故殺されたと思う?
シュア:生きた人間の分際で冥界に来たとか?
影蓮:違うね、
シュア:伯爵の好物盗み食いしたのか?
影蓮:…違うね、俺が人間の分際で生死のバランスを崩したからさ!
シュア:はぁ
影蓮:生死の管理者である伯爵にとって生死のバランスを崩した俺は邪魔者
シュア:伯爵は面倒なのが嫌いだしね
影蓮:そこでだ、人間をたっくさーん殺していたら伯爵が現れて何かでドスっとされて、「静かにお昼寝もできないじゃないか」ってね
シュア:殺害…お前そんなことしたのか!!?
影蓮:まだだ。人間を殺しすぎた俺は人間を越えたとされ、力を手に入れた。だが代償に失明したんだ。
シュア:嫌な予感が
影蓮:だから見える目玉を探して1人1人の目玉をこうやって…
シュア:そっそれ以上言うな!具合悪い…
影蓮:あれ、ここから面白いのに…まぁ嘘だがな
シュア:面白いなど…嘘?
影蓮:さっきの仕返しだ
我ながらシュアには面白い嘘をついたと思う。シュアは安心して帰っていった。
:影蓮
影蓮:これはこれは、伯爵様。聞いてたの?
伯爵:自分の名前が聞こえたからね。それより…
影蓮:嘘も程々に、だろう?
伯爵:わかっていればいいよ
伯爵はまぁ本当のことを知っているし、俺の真意が簡単に読めたのだろう
…シュアはいつ気づくかな?嘘自体が嘘だとね